Naruki.K's Radio Head

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2018/06/16 モーツァルト「魔笛」@富山市民プラザ

はじめてのオペラ。

はじめて~の~

声楽のコンサートでオペラの中の曲が歌われたのを
聴いたとか、ややコンパクトなハイライト版の
ステージを観たということなら何度かありましたが
ひとつのオペラを全編まるごと観るのははじめて!

声楽、特にオペラはあまり好んで聴いてきたことが
なく、縁の薄いものでした。
それこそ、ごくごくたまに、オペラの中の序曲が
レコードやCDにかいつまんで収録されていたのを
ちょっと聴いたり、アリアを取り上げて歌われて
いたのを聴いて楽しんだり、というくらいで...

昨年3月、落語家・桂米團治さんによる
抱腹絶倒の「おぺらくご」を観たことや、

ゴールデンウィークの金沢のクラシック音楽祭り
「風と緑の楽都音楽祭」通称「ガルガン音楽祭」
ことしはモーツァルトのオペラのハイライトや
和洋文化の融合のステージをいくつか観たことで

 オペラっておもろい!

という気持ちが強まってきていたのでした。

いつの日か、なにかのオペラをまるまる観て
楽しむことができたら。

そういう思いもふつふつと湧いてきていました。

そんな矢先。

当ブログでも「マイコの古楽日記」でお馴染みの
音楽リスナー友達、麻衣子ちゃんから

 富山で魔笛のステージあるよ!

お知らせのメッセージがマイコんできました。

しかも、演目はモーツァルト魔笛

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魔笛と言えば...
先ごろのガルガン音楽祭での魔笛のステージ!
ウィーンの書斎から金沢のステージに
ワープしてきたモーツァルト
ステージ狭しと駆け回りながら自ら語る
「メイキング・オブ・魔笛」
これが最高におもしろかったもので...

そして、富山県の音楽家が中心となって
出演されるということも。
ガルガン音楽祭でもお目見えしたあの歌手、
古楽のステージで一度見たあの歌手、奏者...

こりゃもうおもしろいに違いないだろ!
応援もしたい!

それで、観に行くことを決めたのでした。

富山市民プラザ・アンサンブルホール。
開演15分ほどまえに入りましたら
既にかなりの席が埋まっておりました。
それほど大規模なホールではないにしても
かなりの人気が伺える...

いちばん後ろの席に陣取りました。
とてもゆったりとした大きめの座席で
オペラをまるまるゆっくり堪能するには
とてもいい感じ。

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モーツァルト魔笛
まるまる3時間弱のオペラのステージ。

 ひゃーー!
 これはおもろいわ!
 いやー!よかったわーーー!

 魔笛ええなあ
 モーツァルト、ええなあ、おもろいわ!

観終わった後はもうこういうカンジでした。
いまでも思い出す度にこういうカンジに。
こんなんにしかならず...

キャストの方々と物語のあらすじはこちら。
わたくしが語るよりはこちらをご覧いただくのが
いちばんいいでしょう...

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コンパクトで手作り感のあるステージ。
バックの演奏はピアノとキーボード1台ずつ。
物語を演じ歌う歌い手のみなさんは
富山県のプロの音楽家が中心となって、
地元のアマチュアの声楽グループや高校生も登場。
身近な人たちで創り上げた見事なステージ。

ピアノの連弾でハツラツと演奏された序曲で
ワクワク感がムクムク盛り上がる!
その後の伴奏もピアノとキーボードだけで
物語の場面が見事に彩られておりました。
こういうふうにオペラ全編を演奏されることも
あるのだなあと。

そして、魔笛ならではの!
モーツァルトならではの!

ポップでキャッチーなアリアの数々!

鳥刺しパパゲーノ
恋人か女房がいれば
夜の女王のアリア などなど...

 おいらーはー ちょいと このーへんで
 めいぶーつだーよ ほいさっさ!

中学の音楽の時間でよく歌ったものよ...笑笑

あ、ステージではドイツ語で歌われてましたよ。
「ほいさっさ!」はドイツ語でも「ほいさっさ!」

ステージ中央上部のスクリーンには
字幕と、時折物語の場面の画像や映像も。
ドイツ語で語られ、歌われる物語が
これらのおかげでとてもわかりやすく
感じ取ることができたのもとてもよかった。

物語の演出も、あんな笑いもあり
こんな笑いもあり、そんなのアリか!
まさかの!というものもあり...

スクリーンに映し出される日本語の字幕も
完全に現代のわたしら庶民の話し言葉
小道具も現代でお馴染みのものが突然...

開演前・休憩時間・終演後のアナウンスまで
登場人物の語り合いの調子で...

 おもしろい!
 たのしい!

どこまでも笑いや遊び心を徹底的にぶっこむ!
すべてをまるごと楽しんでもらおうという
演出とその意気込みが素晴らしくて嬉しい!

いまの時代に親しみやすい
身近なステージとしてのオペラ。
正統的なのかどうかということは気にせずに
ただただ物語と歌と演奏と演出を楽しむ。

物語がすべて終わった直後。
キャスト全員がステージ上に一同に会して
満面の笑み。
こころから、おもしろかったなあ、
よかったなあと感動を覚えた瞬間でした。

またこのようなステージがあったら
ぜひ観に行きたいものです。
クラシック音楽に馴染みのない人こそ
楽しみに来て観てみてほしいなあ。
そういうことも感じるのでした。

夜の女王に仕える三人の侍女のひとりを
演じた「サトコハン」野上聡子さん。
マイコハンから素敵なお方よ!と
話にはきいていましたが、ほんとうでした!

王子タミーノを演じた近藤洋平さん。
ここでも素晴らしい歌唱力と演技力!

そして、4月に別のステージで初めて観た
王女パミーナを演じた安田裕美さん。
ここでも暖かみのあるソプラノの歌声に
すっかりファンになりました...

その他のキャストのみなさまも
とても魅力的でした。

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