Naruki.K's Radio Head

Transmitter! Picking up something good. Hey! Radio head! The sound...of a brand-new world♪

私を愛する~「ゆらっく」セミナー

石川県庁と金沢港の間あたりにある
小さなコミュニティハウス
「シェアマインド金沢」で、
月に一度開催されているセミナー

 世界が変わる 学びと対話
 『ゆらっく』

昨年7月にはじめて受講して以来

 こころや思考の学びに
 とても易しくふれられること

 受講者同士の交流を
 ゆるやかに和やかに得られること

 リラックスして自分に落ち着きを
 もたらすことができる雰囲気

に惹かれて、可能な限り
毎回受講するようになりました。

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ゆらっく:
『あなた(You)』が『楽に』なれる場所

 『自分としっかり共にいる』
 『自分の声に耳を傾ける』
 『自分とゆっくり対話する』

そんな時間を過ごす場である、という
セミナーです。

今回で7回目の参加。
いまや毎月第2日曜日の午前のひととき。
1時間半ほどをここで過ごすのが
すっかり習慣となって根付いてきました。

このセミナーシリーズ『ゆらっく』の講師は
福多唯(ふくだゆい)さん。
女性護身術「Wen-Do(ウェンドー)」の
日本人初、かつ唯一の
マスターインストラクターとして
女性専用のセルフディフェンス
普及活動に取り組んでおられます。

www.wendo-japan.com

この「セルフディフェンス」から派生した
「いろんなパワー(外圧)に対する心的防御」
として

 日頃の自分の心持ちを整理する

 自分の内なる声に耳を向けて
 自分の思いや感覚を大切にする

そういうことが、日頃のセルフケアとして
スムーズに取り入れられるようになるための
セミナーでもある...
というふうにわたくしは捉えています。

   *    *    *

今回のテーマは「私を愛する」。

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ゆらっくのテーマと講義内容は
毎回単発で完結しているものですが、
前回のテーマ「最高の私に出会う」からの
連続性をそこはかとなく感じました。

最高の私を愛する
あるいは
愛することができるほどの私に出会う
はたまた
私を愛する意識に出会う

いずれにしても、自分を大切にすることに
つながるものになることは違いない。

マインドフルネスの実践を標榜する
ゆらっくとしてはこれまたストレートな
テーマと言えるでしょう。
自分を大切にする意識をどのような観点で
知ることができるかな?という好奇心をもって
参加してみました。

   *    *    *

セミナーのイントロ。
「チェックイン」改め「ウォーミングアップ」

「お題」のカード(マインドミラーカード)を
1枚引いて、そのカードに書かれている
問いに対する「今、このとき」の
自分の答えや感じたことを
自己紹介も兼ねて自由に話していきます。
講師の唯さんも含めて全員がひとりずつ
2分ほど話をしていきました。

ここで唯さんが話された
「感謝されないことによる気楽さ、快適さ」
がとても印象に残りました。

とかく感謝することの大切さが叫ばれる昨今
相手との関係性や状況によっては
「敢えて感謝しない、されない」ことのほうが
悪い意味ではなく、却ってお互いのためだと
いうこともあるという。
そういうことも、大切な気遣いのカタチとして
あり得ることはよく腑に落ちました。

   *    *    *

続いて「マインドフルネス」のコーナーですが
今回は「スローペースの呼吸をする」取り組みに。
呼吸のペースを通常よりも遅らせることによって
心拍変動が上昇し、セルフコントロール
効く状態になるほどのストレス軽減につながると
いうことです。

「心拍変動が上昇する」というのは、
リラックスしたり緊張したりといったような
気持ちの波の変化を自分で受け止められるだけの
スペースが充分にある(たくさんの変化を
受け止める余裕がある)というような
イメージで捉えたらよいと思います。

ストレスを多く感じれば感じるほど
「心拍変動は低下」して、
気持ちの波を受け入れるスペースが狭くなる
(その分変化を受け止める余裕がなくなる)
それが、冷静さを欠く判断や行動に現れる。
そういうイメージですかね。

心拍変動の大きさは、心拍数に現れて測れます。
その心拍数は直接コントロールすることは
できませんが、呼吸をコントロールすることで
心拍数をコントロールする作用がもたらされます。

呼吸を整えるだとか深呼吸をするというのは
そういう効果があるからということですね。

   *    *    *

心に大きなスペースを作る試みを経て
メインのテーマに沿った「ワーク」へ。

今回はいつもとは変わった構成。
エーリッヒ・フロム著「愛するということ」から
引用されたいくつもの文章を輪読していきながら
じっくりと味わい、「私を愛する」ためには
今の自分には何が必要か、何からはじめるかを
考えてみるという展開のワーク。

愛するということ 新訳版

愛するということ 新訳版

 

もう、なんというか、ほぼすべての文章が
鋭く深く響いて突き刺さるような感じでしたが
一際インパクトが強かったのはこの部分。

 現代資本主義は
 どんな人間を必要としているだろうか。
 大人数で円滑に協力しあう人間、
 飽くことなく消費したがる人間、
 好みが標準化されて、
 ほかからの影響を受けやすく
 その行動を予測しやすい人間である。
 また自分は自由で独立していると信じ、
 いかなる権威・主義・良心にも服従せず、
 それでいて命令には進んで従い、
 期待に沿うよう行動し、摩擦を起こすことなく
 社会という機械に自分をはめこむような
 人間である。

 その結果、現代人は
 自分自身からも、
仲間からも、
 自然からも阻害されている。

 考えも感情も行動も
 周囲と違わないようにしようと努める。
 それにもかかわらず誰もが孤独で、
 孤独を克服できないときにかならずやってくる
 不安定感・不安感・罪悪感におびえている。

自分を大切にしようとしていながら
実のところはできていない。

それは一見「現代資本主義」という「社会」が
そのように人間を動かしているからだという
ふうにも感じられるけども。

ほんとうは、ひとりひとりの言動や行動、
つまるところは「常日頃感じていること」が
いまこのときの社会をそう動かしているんだ。

「社会」あるいは「世間」でもいいだろう。
そういうシステムのようなものになんとなく
自分を大切にしてもらえることを期待するだとか
自分を愛する方法の答えを与えてもらえると
いうことではなくて

まずは自分が、ひとりひとりが
自分の感じること、気持ちを
自分で大切にしていくことから
はじまるものであって

そのことが、他者を、ひいては社会を
大切にすることに、自ずとつながっていく。
その逆はない。

そこに気がつかないといけないんだ。

取り敢えず頭でそのことがわかった
今の自分は、自分自身を大切にすることを
確実に実践していかないといけない。

ひとの気持ちに耳を傾けてよく聴いて
受け止めて支えること。
自分を大切にする手伝いをできるような
人間に、これからなっていこうとするには。

それには、まず、自分が。

幸い、いま、自分の周囲には、
そのヒントがいくつもある。
それを自分に取り込んでいこうということ。

   *    *    *

このワークをやっているときに
ビートルズの曲「The End」の一節、
歌詞の内容と、音の響きの記憶が
頭の中を飛び交っていました。

 And in the end
 The love you take
 Is equal to the love you make

 結局のところ
 キミが手にする愛は
 キミが作り出す愛と同じなのさ

「愛するということ」の文章のすべてに
そういうことが通底しているように
感じられたのでした。

今回参加されていたもうひとかた、
Sさんも、奇しくもご自身の心に残っていて
事あるごとに励まされるという歌を
連想していたそうです。
Sさんも、輪読していった文章のかずかずを
とても深く噛み締めて、ご自身の取り組みと
そのときに感じておられたことを認めることが
このときにあらためてできたようで
その姿がとても印象深く記憶に残ったのでした。

   *    *    *

自分ひとりだけでは
こういうことに取り組むのは簡単ではない。

今回のゆらっくで提供されたテーマでもいいし、
ほかの本や資料などで示されているガイドでも
いいし、信頼できる人との対話でもいい。

なにか、ほかの力や方法を借りながら、
ほんのひととき落ち着いて、
自分の感覚や思いを引き出す。

そして、引き出したものを整理していく。

こんなプロセスを丁寧に踏んでいくことが、
自分のほんとうの気持ちを知る、己を知る、
最短距離になる。

今回もまた、
あらためて感じることができたと思います。

そして、この数人レベルの
ちいさなセミナーという場だからこそ、
自分の思いを言葉にして話すことで、
他者に共有してもらう、
それと同時に、自分自身にもはっきりと
意識づけていくことができるようになる。

そういう意義をも感じることができるのです。

こういう「ちょっとしたひと手間」。
結局のところは、その積み重ねが
「ゆらっく=あなたがラク」
あなたがラクであれば、わたしもラクになる。

穏やかな空気に包まれたひとときに、
気がついたら視界が拓けてくる。
そんな「ゆらっく」な感覚。

今回も十二分に味わうことができました。
ありがとうございました。

 

過去に参加した「ゆらっく」のセミナーのこと。
こちらもどうぞご覧になってみてください。

はじめて参加したときのこと。

rcs4naruki.hatenablog.com

2度目に参加したときのこと。

rcs4naruki.hatenablog.com

3度目・4度目に参加したときのこと。

rcs4naruki.hatenablog.com

5度目に参加したときのこと。

rcs4naruki.hatenablog.com

6度目に参加したときのこと。

rcs4naruki.hatenablog.com