Naruki.K's Radio Head

Transmitter! Picking up something good. Hey! Radio head! The sound...of a brand-new world♪

風と緑の楽都音楽祭2018 その3 本公演1日目・前半(2018/05/03)

風と緑の楽都音楽祭
通称「ガルガンチュア音楽祭」!
ぎゅぎゅっと縮めて「ガル祭」!

さあ、ことしもはじまりましたよ。
楽しみにしていた音楽祭の本公演3日間。

金沢駅前はガルガンちゃん一色!
ことしの出だしは、昨年とは打って変わって
あいにくの雨まじり。
しかしこれもまた「雨の街金沢」らしくて
悪くない。

駅を出て右手すぐ。
石川県立音楽堂へ入っていきました。

f:id:rcs4naruki:20180504073509j:plain f:id:rcs4naruki:20180504073532j:plain

音楽堂の入り口すぐ。盛況です!
気持ちが盛り上がってきます。

f:id:rcs4naruki:20180504073651j:plain f:id:rcs4naruki:20180504073655j:plain

1.モーツァルト交響曲第1番・第41番

モーツァルトがつくった最初の交響曲
最後の交響曲のカップリング公演。
単純にこれはおもしろそうとチョイス。

指揮は、もともとはピアニストだった巨匠
ヴラディミール・アシュケナージさん。
ここでは、オーケストラ・アンサンブル金沢
(OEK)を指揮。

交響曲第1番は、モーツァルトが8歳のときの
作品なんだそうです。やっぱりすげえぇぇ。

f:id:rcs4naruki:20180504074152j:plain

その第1番。はじめて聴きました。
総勢30人ほどの小編成オーケストラで
明るく軽快に駆け抜けるように始まる。
管楽器は、ホルン2、オーボエ2、ファゴット1。
それだけ。

小編成ならではのフレッシュさと
小編成らしからぬ厚みある響きが
かわるがわるやってきておもしろい。
ガル祭本公演の最初に勢いをつけるようで
いい感じ!

静かな第2楽章は、雪がしんしんと降る夜の
ような雰囲気、雪国の演歌っぽい感じ。
第3楽章ではステップを踏んでダンス!と
いうような、華やかに踊るような3拍子の曲調。
春がやってきて一気に暖かく!

8歳のときの作品とは到底思えない、
シンプルで短いながらも堂々とした
3楽章構成の交響曲でした。

f:id:rcs4naruki:20180504073911j:plain

引き続き、交響曲第41番「ジュピター」。
モーツァルト最後の交響曲ですが、
わたしがはじめて全曲聴き通した最初の交響曲
読めない楽譜本を買って眺めながら聴いてもいた
クラシック音楽の長い曲を聴き通す楽しさを
最初に教えてくれた、思い入れのある曲なのです。

一度は生演奏で聴きたいという念願叶いました!

第1番のときよりも管楽器が増えて、
力強い出だしのフレーズが歯切れよく響き渡る。
アシュケナージさんの指揮によるOEKの演奏は
テンポも抑揚もとても心地よくて
自分の感覚に完璧にフィットしていました。

ソフトすぎず、シャープすぎず、
あたたかくて清々しいジュピターが聴けて感激。

最後の第4楽章はもう最高!
ノリノリっすよ!

f:id:rcs4naruki:20180504074027j:plain f:id:rcs4naruki:20180504073921j:plain

視界の開けた自然豊かなワインディングロードを
ドライブしているようなスピード感!

フィナーレに入るところで唸りを上げるヴィオラ
渋い響きながらゾクゾクとシビれたぜ!

重なってたたみかけてくるパワフルなフレーズ。
なんという爽快感!

はじめて交響曲を聴き通したときの
気持ちのよい疲労感が甦ってくるようで
最後には目が潤んだわ...感無量。

いきなり感無量か!

自分の感覚にジャストフィットした
素晴らしくフレッシュな響きを浴びまくって
最高に幸先の良いガル祭公演ハシゴの
スタートを切ったのでした。

2.白河俊平・尾田奈々帆 @やすらぎ広場

音楽堂やすらぎ広場での無料公演。
ともに石川県出身の若手ピアニストによる
ソロと連弾の30分間。

f:id:rcs4naruki:20180504074314j:plain

尾田さんのソロで、モーツァルト
ピアノソナタ第8番から第1,3楽章。
哀しい感情がかき乱されるかのような
モーツァルトにしてはダークで激しめな
短調の曲。
演奏は若干緊張気味だったでしょうか?
もうちょっとクリアに聴きたかったけど
それでも充分楽しみました。

続いて白河さんのソロで、
モーツァルトピアノソナタ第13番から。
こちらは、羽毛が風に舞うような軽やかさ。
各パートがとても聴き取りやすくて
抑え気味の響きが心地よくて気持ちが弾みます。
ちょっとテンポが走り気味なところも
自分にはとてもおもしろく気持ちよく感じられて
白河さんはジャズを演奏してもおもしろそうな
演奏家だなあとも思いながら聴いていたのでした。

おふたりがピアノの前に並んで座り、連弾で、
シューベルトの軍隊行進曲第1番と
ブラームスハンガリー舞曲第5番。
尾田さんが主に主旋律。白河さんは主にリズム。
尾田さんもここではとても歯切れのよい音を
響かせて、白河さんともども、テンポが良くて
メリハリの効いた爽やかなマーチとダンスを
聴かせてくださいました。

あたかも活きのいいキトキトの魚が
びちびち跳ねるような!
それはシューベルトの「ます」やっ!(爆)

若手の演奏家も素晴らしいですよ。

f:id:rcs4naruki:20180504074327j:plain

3.直江学美・黒瀬恵 @日航ホテル

こちらもともに石川県出身の音楽家による
ソプラノの歌とオルガンの30分ステージ。

とても軽やかで幻想的...夢見心地な
黒瀬さんが弾くオルガンの音色に
直江さんのあたたかみのある柔らかい歌声が
うまく調和して、ホテルのチャペルは
和やかな空気に包まれました。

f:id:rcs4naruki:20180504074443j:plain

 恋とはどんなものかしら
 グラスハーモニカのためのアダージョ
 歌曲・春へのあこがれ
 アヴェ・ヴェルム・コルプス
 ラウダーテ・ドミヌム(主をほめたたえよ)

「うれしや五月 草木に萌え...」と
直江さんが歌われたように、
春のうららかな陽射しを感じる曲から、
静かに祈りを捧げるような曲まで。

心がすーっと鎮まって落ち着きます。

f:id:rcs4naruki:20180504074532j:plain

モーツァルトはオルガンのための曲を
残していないそうで、黒瀬さんが
オルガン演奏のために編曲をされたとのこと。

これまでにいろんな作曲家の音楽を編曲して
きたが、モーツァルトの曲を編曲するのが
一番難しく感じられるそうです。
音の数が少なくて、しかも曲として完璧なので、
編曲するときに音を省いたりできないところが
難しいところなのだとか。
そのかわり、音色(おんしょく)を選んで
つけていく過程はとても楽しいとのこと。
他の作曲家の音楽を編曲するときは
これとは逆...という、とても興味深いお話も
聴くことができました。

f:id:rcs4naruki:20180504074752j:plain

(写真は直江さんが喋っているシーンですが
 オルガン編曲の話は黒瀬さんからされていました)

最後にアンコール。
ヨハン・シュトラウス(父)のラデツキー行進曲
オルガンで演奏されると、なんとなく、なんとなく
キューピー3分クッキングのオープニングのような
雰囲気も若干...おもしろいなあ。たのしいなあ。

直江さんと客席の手拍子で明るく盛り上がって
ステージは終わりました。

f:id:rcs4naruki:20180504074824j:plain

 

いやはや。

ここまでで、本公演1日目の前半ですよ!
あるんですよ後半が!

後半もまた、バラエティ豊かな
素晴らしいステージの連続でした。
記事をあらためていきましょう...

f:id:rcs4naruki:20180504075019j:plain