Naruki.K's Radio Head

Transmitter! Picking up something good. Hey! Radio head! The sound...of a brand-new world♪

心の傷のケア・「わからない」がわかるポイント~Salon「ゆらっく」

石川県庁と金沢港の間あたりにある小さなコミュニティハウス
「シェアマインド金沢」で、月に一度開催されているセミナー

 世界が変わる 学びと対話 『ゆらっく』

7月の開催ではじめて受講して以来、

 こころや思考の学びにとても易しくふれられること
 受講者同士の交流をゆるやかに和やかに得られること
 リラックスして自分に落ち着きをもたらすことができる雰囲気

に惹かれて、可能な限り毎回受講するようになりました。

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ゆらっく:『あなた(You)』が、『楽に』なれる場所

 『自分としっかり共にいる』
 『自分の声に耳を傾ける』
 『自分とゆっくり対話する』

そんな時間を過ごす場である、というセミナーです。

ここでは3回目・4回目に参加して感じたことや学んだことを
書き残します。

そんなセミナーシリーズ『ゆらっく』の講師は、
女性専用のセルフディフェンス(女性護身術)の普及活動に
取り組んでおられる「福多唯(ふくだゆい)」さん。

www.wendo-japan.com

この「セルフディフェンス」から派生した
「いろんなパワー(外圧)に対する心的防御」として

 日頃の自分の心持ちを整理する
 自分の内なる声に耳を向けて、自分の思いや感覚を大切にする

そういうことが、日頃のセルフケアとしてスムーズに取り入れられる
ようになるためのセミナーでもあると...いうふうにわたくしは
理解しています。

3回目のときのテーマは

 心の傷とやさしいケア

これからの自分にとって必要不可欠で重要なテーマ。
スタートを切った「こころの学び」の参考にもなるだろうという期待を
込めて、参加してきました。

4回目のときのテーマは

 「なにがわからないかがわからない」が
 わかるようになる、
4つのポイント

こういうの、テーマ的にも言い回し的にも大好き!
ソクラテスの「無知の知」にも相通じそうな哲学的なニオイのする
テーマ、ゆらっくという場ではいったいどんなことを感じ取れるか?
好奇心たっぷりワクワク感満載で食いつきました!

 

セミナーは「チェックイン」からはじまります。

「お題」のカードを1枚引いて、引いたカードに書かれている問いに
対する、今の自分の答えや感じたことを、自己紹介も兼ねて自由に
話して、全員で共有するコーナー。
講師の唯さんも含めて全員がひとりずつ、2分ほど話をしていきます。

このような「お題に対して即応する」、何度かやっていくと、
これだけでも「自分の声を自分できく」感覚が身についてきて
おもしろいものです。

あまり考え込まないでサッと浮かびあげたことこそ、
自分が日頃感じているもの、考えていることが
素直に現れるものなのだなあと実感するようになってきました。

引き続き「マインドフルネス」のコーナー。

自分が心地よく落ち着ける場所へ移って、静かにゆっくりと
自分の呼吸に集中します。
ここでは約3分間、呼吸を数え続けることに意識を向けます。
意識が違うものへ向かってしまってもOKです。
そのことに気がついたら、否定をしないで認めて、ふたたび
呼吸へ意識を戻せばよいのです。
あくまでも「自分の感覚と思考の流れに気がつく」ことを
最も大切にします。

最初は意識が違う方へ飛ぶ飛ぶ!
何度かセミナーの参加を繰り返して、ここでたったこれだけ
実践するだけでも、だんだんと呼吸への集中が持続するように
なってきました。4回目の参加では完全に集中しきれました。

意志の力ではコントロールできない感情・感覚も、
呼吸をゆっくりのペースにすることでコントロールできるように
なります。

「心拍ゆらぎ」の変動の幅が広がって、自律神経が正常に機能する
状態を保つことができるようになるということです。

その過程を経て、メインのテーマに沿った「ワーク」に入ります。

3回目の参加のときのテーマ「心の傷とやさしいケア」では、
唯さんが用意した「いるるんカード」を使って、
「暴力の構造、抑圧が生じる構造」を体感する試みがなされました。

いるるんカードを使って、

 1.自分自身のこころに引っ掛かるできごと
 2.それに対してどんな気持ちになったか
 3.それはなにが損なわれてしまったからなのか?
   侵害されたからなのか?
 4.自分のほんとうの感情を可視化する

こういう思考のプロセスを、参加者さんのひとりが提示した
「できごと」に沿って体感していきました。

自分の感覚・感情に当てはまると感じるカードを集めていくことで、
はじめはモヤモヤしていたことがハッキリしていく過程を感じました。

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自分の身に起こったできごと。
自分がなすべき、やろうとしているものごと。
それ自体を意識して考えていくことはもちろん大切で、
生きるために不可欠な、進めていくべき「行動」。
ただし、そのことだけに囚われてしまうと、自分を省みる視点が
疎かになって、自分の本当の感情や考えに気づけなくなる。
大切にできなくなる。
無意識に抑圧してしまっている自分の素直な感情・感覚に
注目をして可視化していくことが、自分を認めて、自分の気持ちに
対してオープンになれることにつながっていく。

それが大切なことなのだと感じました。

最後に、こころの回復に役立つ「4つの力」の紹介がありました。

困っている、弱っている人は、
この4つの力が足りなくなってしまっている。
今までは「なにかパワーが足りない」というぼんやりとした認識
しかありませんでしたが、もう少し具体的にその「パワー」の
中身を知ることができました。

自分に、他者に、その都度どのパワーからつけ始めていくのが
しっくりとくるのか、どれからアプローチしていくのが
いちばん波に乗っていけるのか、その判断がより的確に細やかに
できそうです。今後の活動や対人関係に活かしていきたいですね。

 

さて、4回目の参加のときのテーマ

 「なにがわからないかがわからない」が
 わかるようになる、
4つのポイント

なんかわかったようなわからないようなモヤモヤするものごと。
そんな感覚をクリアにしていく、
「なにがわからないかがわかるようになってくる」ワークを

 『ハゲ割でインすると500円浮くげんて!』

というなんかシュールな響きのするお題で実践していきました。

いやー。これをお題にチョイスする秀逸なセンス!
ステキ過ぎるやろ唯さん!

どうよこの「なにがわからないかがわからない」ような説明!

考える力とコミュニケーション力を育むという
3つの思考ツールと4つの問い。それを使って

 『ハゲ割でインすると500円浮く』ってなんやねん!

というツッコミどころをクリアにしていくのでした。

これらのツールを使って、ものの見かた、捉えかたを確認し直して、
因果関係や論理が、誰が見ても「なにを指しているかがわかる」
ように整合性のある順序になっているか、を点検して、
ときには修正していきます。

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漠然と、なんとなく、ぼんやりと、ふんわりとしていることを
ひとつひとつ、丁寧に解きほぐして、明らかにしていくこと。

それは、細かくてめんどくさいことのようでいて、
実はとても「相手の言うことを尊重して気遣う」のに必要な
大切なことであることが、あらためてわかりました。

 ・会話の(暗黙の)前提条件をあわせる。
  相手と会話や議論をするときに、まず互いに同じ土俵に立つ。

 ・相手の意図を汲み取る。たしかめる。理解に徹する。

 ・問題点や、問題の構造をクリアにする。可視化する。

こういうことは、決して、重箱の隅をつつくようなことではなくて、
親しい、近しい、馴れ合った相手であればあるほど、怠りがちな、
手を抜きがちな「気遣い」である。

めんどくさがることなく、こういう「気遣い」をしていくことが
自分も相手も互いに認め合える...
信頼を築いて持続させていくことにつながるのだと思います。

コミュニケーションでも、こういう「ちょっとしたひと手間」。
結局のところは、その積み重ねが「ゆらっく=あなたがラク」
あなたがラクであれば、わたしもラクになる。

手抜きの料理は、美味しくない。
手抜きの気遣いは、気持ちよくない。

そういうことなんだろうと、肝に銘じましょう。

 

穏やかな空気に包まれたひとときに、気がついたら視界が拓けてくる。
そんな「ゆらっく」な感覚。今回も十二分に味わうことができました。
ありがとうございました。