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家造りに最も影響を及ぼした参考書~吉田桂二さんの著書

環境共生住宅の提唱者・吉田桂二さんの著書をいくつか。

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14,5年前あたりに、自宅を持とう、一軒家を建てようと決心して、
さてどのような家を自分は欲しているのかと探っている時期に、
家の造りようや暮らしの考え方にもっとも共感できて、影響を受けた方。

構造、外装、内装すべてにおいて、自然の素材をできる限り用いる。
家を造る土地の風土や気候に合わせて、土地の条件も考慮に入れた上で、
自然のエネルギーをできる限り利用した「家の造りに」する。

完全に密閉できる個室にこもることができるような間取りにはしない。

そのことはすべて、特別に莫大な費用を掛けずに実現可能である。
そんなことを吉田さんの著書で学んだものでした。

いちばんの基本になったのはこちら。

からだによい家100の知恵

からだによい家100の知恵

 

 

できる範囲でその思想を体現できた自宅に住んでから11年あまり。

床はすべて能登ヒバ。柱や梁などの構造はすべてスギ。階段はマツ。
そういった無垢の県産材を全面的に、構造にも、床にも、内装にも。
竹小舞を掻いて、そこへスサ交じりの泥を塗り込んで固められた土壁を
スギ材の下見板で覆った外壁。

竹小舞も、土壁の仕上げ前の粗塗りの段階も、
家が完成してしまったら本来は見えなくなってしまうものですが、
家の中の見えるところに、わざとその内部構造を露わに残してます。

この竹小舞(中)は内壁にわざと再現してもらったレプリカですが、
この土壁の粗塗り(右)は本物の外壁の一部です。

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これが竹小舞。拡大するとこういう感じ。

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すべて真っ白な珪藻土で仕上げた内壁の効果は思いのほか大きいようで、
室内の湿度は年間を通して、ほとんど50%~70%の間を保っています。
エアコンも加湿器も除湿機もなしで、です。

ちなみにウチにはエアコンと加湿器は一台もありません。
除湿機も、脱衣室と物干しスペースで一台ずつ活用しているだけです。

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夏の涼は、窓からの風と扇風機とサーキュレーターだけでとっています。
毎年数日は、暑くて暑くてどーうしよーうもないような日もありますけど、
ひとつの部屋に多くの人が寄り集まることもそうあるわけではないので
なんとかなっています。

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「家の造りで、温度ではなく湿度をコントロールする」
この思惑が当たったことを、身を以てひしひしと感じています。

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吉田さんは、建物の造りようだけではなく、その中での暮らしぶりや
生活までも視野に入れて、日本の風土に合う家造りを提唱しました。

それこそ、収納やキッチンのありようまで。
そういう「生活ぶり」は、まだまだだなあ。
いや、自分が長いことくたばってたせいで、停滞してしまっている。

「ハード」は、がんばってなかなかいいモノを造った。
これからは、生活ぶりという「ソフト」の質を上げていかないと。

暮らしから描く「環境共生住宅」のつくり方―おすすめ性能アップ術

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暮らしから描くキッチンと収納のつくり方―おすすめ実践アイデア集

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そういう初心に還るには、吉田さんの著書が必要だ。

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