Naruki.K's Radio Head

Transmitter! Picking up something good. Hey! Radio head! The sound...of a brand-new world♪

ゆがみんレンズを意識してみよう~Salon「ゆらっく」

石川県庁と金沢港の間あたりにある小さなコミュニティハウス
「シェアマインド金沢」へ向かってクルマを走らせて、到着間際に
金沢港に巨大ビル並みの豪華客船がどかーーーんと停泊していたのが
横目に見えた、そんなカラッと晴れた日曜日。

ここで定期的に開催されているセミナー「ゆらっく」。
受講してきました。2度目の参加。

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 ゆらっく:『あなた(You)』が、『楽に』なれる場所

 『自分としっかり共にいる』
 『自分の声に耳を傾ける』
 『自分とゆっくり対話する』

そんな時間を過ごす場である、という講座です。

講師の福多唯さんが取り組んでおられる「セルフディフェンス」から
派生した「いろんなパワー(外圧)に対する心的防御」として

 「日頃の自分の心持ちを整理する」
 「自分の内なる声に耳を向けて、自分の思いや感覚を大切にする」

そういうことが、日頃のセルフケアとしてスムーズに取り入れられる
ようになるためのセミナーでもあると...これはワタクシの解釈です。

学びの場としても、リラックスして落ち着きをもたらす場としても、
前回、初回にしてしっくりときて気に入ったセミナーシリーズです。
安価なのでフトコロも落ち着き...

今回のテーマは「ゆがみんレンズ」。
自分が他人やものごとを見るときの「先入観」「思い込み」「バイアス」、
いわゆる「色眼鏡」の話題かな?と思いつつ、楽しみにしていました。

 

この日は早朝に金沢・小立野のお寺で坐禅とマインドフルヨガのクラスに
参加した後、いったん帰宅、身支度し直してこのセミナーへ向かいました。

rcs4naruki.hatenablog.com

講義の準備を進める唯さんと軽く雑談をしながら待機しているうちに
前回も参加されていたTさんがやってきました。心なしか前回よりも
柔和な表情をされていたように見えました。いいですね。
その次に来られた方がワタクシを見るやいなや......

 「さっきお寺にいましたよね!」

なんと!早朝にお寺の坐禅とヨガ体験に出席されていた方でした。
前日まで縁もゆかりもなかった見知らぬ者同士がほんの3,4時間の間に
全く無関係の場所で2度同席するという...なんという偶然。
そんなHさんは前回のゆらっくへ参加予定でしたが諸事情で断念、これが
初参加とのこと。さらに急遽参加を申し出られたというKさんが加わって
これで全員。5人で卓を囲んではじまりました。「ゆらっく」の時間。


最初に「チェックイン」を行います。
いろいろな問いが書かれているカードをひとり1枚引いていきます。
カードに書かれている内容に沿って、自己紹介を兼ねて少しばかりの
自己表現をしていきます。
はじまりのちょっとしたウォーミングアップといったところ...ですが
Tさんに急にトリを振られたのでがんばってきれいにシメました笑笑

 

引き続き「マインドフルネス」に入ります。
部屋の中で自分にとって心地好い場所を思い思いに選んで、その場所で
楽になれる姿勢をとります。
講師の唯さんのガイドに沿って「平穏な心身にスイッチして、今の自分と
身の周りに意識を集中」していきます。
リラックスして自分のからだの声を聴き、こころの声を聴く数分間。
今回はゆっくりと呼吸をしながら、その呼吸の数を20まで数える試み。

終わったあと、ひとりずつ感覚を振り返りつつ話していきます。
この間に自分自身が感じた感覚はこうでした。

 ・前回と同じように聴覚がかなり敏感に。外からの環境音が心地よい。
 ・あまりにも聴覚に集中しすぎて、呼吸をゆっくりカウントするなど
  他のことが意識から飛んだ。ただただ気持ちよくリラックス。

このひとときは本当に「聞こえてくるもの」のことしか頭にない感覚に。
ゆらっくやヨガなどで呼吸に意識を向けることで、雑然とした思考が
シンプルにクリアになっていく感覚が少しわかるようになってきました。

 

そして、セミナーのメイン「テーマワーク」。
はじめに唯さんから「ゆがみんレンズ」の解説。

ここでいう「レンズ」とは「人が個々に持っている考え方や価値観」を
指すもので、人はこれを通して世界を見ているということです。
内容としては、認知の歪みとしてよく紹介される「All or Nothing思考」や
「~すべき思考」「過度の一般化」などを指していて、このような認知が
出来事とそれに対する反応や感情の間に挟まっているという意味で、
そんなレンズ=色眼鏡をちょっと外してみたら?というほどの感覚でどう?
と、イメージしやすいように表現されているものです。
単なる「先入観」「思い込み」などという当初のイメージとは似て非なる
ものでした。

実際にワークをして、自分自身にどんなレンズがありがちかを体感します。
まず、あるひとつの出来事と、それに対して自分が取りがちな反応や感情を
書き出します。
その両方を照らし合わせて、間にどんなレンズ(考え方や価値観)が
入り込んでいるのかを判断するわけです。
認知の歪みというものを具体的に易しく自覚するよいアプローチでした。

このような「レンズ」は、自分だけが特別に持っているものではないし、
自分の「レンズ」だけを特別に悪く思うこともまったくない。
だけど、放置をするでもなく、まずはそれに気づくことが大事であると
いうことです。

 

そうして出てきた反応や感情には、心をかき乱すようなものがあります…
ということで、そんな感情に対処する「PRP法」の解説に続きます。

 1)自分が人間であることを許す......Permission
   起こった出来事とそのときに感じた感情をあるがままに認める。
   必要な時間をかけて(時間の長短は問わない)率直に書き出す、
   あるいははっきりとイメージする。

 2)状況を再構築する........................Reconstruction
   出来事の見かたを変えて、メリットを見い出してみる。

 3)より広い視野から見る.................Perspective
   大きなスケールで考えてみる。3か月後の状況は、1年後は...など。

必ずしもこの順序どおりではなくてもよいそうです。
過去の出来事やいま直面している心配事を、これに沿って整理することに
馴れていくと、捉えかたが変わっていく(=レンズがはずれていく)と
いったところでしょう。
ひいては、ストレス反応の強さも緩和されていくことになるのでしょう。

唯さんの資料に引用されていた言葉が印象的です。

 気分が悪くなるということは奇妙なことだ。
 決して真実ではないことを勝手に思い違いして、
 みじめな気持ちになっているのだ。
  (心理学者・デイヴィッド・D・バーンズ)

気分が悪くなったときに、そんな「自分」にフォーカスをする。
なかなか簡単ではないでしょうが、頭に入れておいて、引き出してみる。
それが「真実」であるか「事実」であるかが明らかになってからでも
気分を害するのは遅くはない。できるだけ冷静な気持ちでいられるための
とてもシンプルでインパクトある心がけだと思います。

これに関連して、唯さんから「きちんと確かめる」勘所をおまけとして
教えていただけました。

最後はクロージング。
各自、全体を通して振り返り、得たこと感じたことを共有します。
今回は、以前に受講したり体験・実践したことのある「認知行動療法」に
近い内容で、目新しいことがあったわけではありませんでしたが、
過去に見聞きした「心を整理する考えかたや手法」が、今回のセミナーを
通して、自分の中でより血肉化することができてきたように思いました。

終始穏やかで和やかな雰囲気のうちに、セミナーは終了。

穏やかな空気に包まれたひとときに、気がついたら視界が拓けてくる。
そんな「ゆらっく」な感覚。今回も十二分に味わうことができました。
ありがとうございました。