Naruki.K's Radio Head

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はじめてのボランティア~いしかわミュージックアカデミー

2017年8月19日。
生まれて初めて、自ら応募してボランティア活動を体験してきました。

2017 いしかわミュージックアカデミー。
クラシック音楽のプロの演奏家を目指す学生から、演奏の基礎を固めたい
音楽家の卵まで、国内外から招かれた講師陣からのレッスンを受けられると
いう、一週間あまりの期間に及ぶ音楽ワークショップイベント。
金沢市常盤町卯辰山トンネル近くの石川県青少年総合研修センターで
ヴァイオリンとチェロのクラスが、石川県立音楽堂でピアノのクラスが
それぞれ開講されました。

このイベントの存在、不覚にも、今年になるまで全く知りませんでしたが、
受付などのお手伝いをするボランティアスタッフを募集していることを
知って、少し迷いましたが思い切って応募をしてみました。
今年はアカデミー開講20周年ということで、記念のコンサートなども
企画されていました。

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このボランティアに応募した理由はこうです。
自分の動機づけとして強い順に...

  • 今まではずっと観客の立場でしか接することのなかった
    音楽コンサートの場が、運営側の立場に移ってみると
    どのような目線に感じられるかを体験してみたかった。
  • 自ら応募してのボランティア活動には全く無縁・無関心でいた
    自分自身の現状を変えてみたかった。
  • 音楽家の卵のレッスンの様子や、レッスンに臨む面持ちなどを
    垣間見てみたかった。

ボランティア活動を体験してみるにしても、好きな音楽の現場であれば
取っ掛かりとしては入りやすく、楽しくできるのではないかという
希望的観測もあって、夏期休暇の一日を充てて体験することを決めました。

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応募で希望を出した、20周年スペシャルコンサートが開催される日の
午前・午後、両方の時間枠に、石川県立音楽堂でのボランティアとして
働くべく、午前9時前に到着しました。

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まずは、地下の交流ホールの一角で、ピアノのレッスンの受付現場を。
県の文化振興課の職員さんと、先にボランティアを体験済みの2人の方に
話を伺いながら、受付の補助を少しだけ手がけました。

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30分ほど経った後、運営の現場を担当された県の職員・Smさんからの
指示により、20周年記念スペシャルコンサートに招待されたお客さん、
およびアカデミー受講生やその他関係者の方々の受け付け窓口を設営する
仕事へ移りました。
ここから、受け付け業務を担当される県の職員・Koさん、Kiさんと
一緒に、音楽堂1階エントランスロビーに、テーブルや椅子の配置、
案内板や列整理のための経路の設置をしていきました。

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引き続き、スタッフルームへ戻って受け付け業務の簡単な打ち合わせ。
ワタクシも、後にやってくる県の職員・Syさんとペアで窓口に出て
招待券とチケットの引き換え業務をすることになりました。
時折レッスンの演奏の音がかなり生々しく聴こえてきます。

受け付け開始時刻が来るまでの間、Koさん、Kiさんとワタクシの
3人でホールの客席位置を確認しながらチケットを整理する作業を
進めていって、終わってから時間が余ったところで少し雑談、昼食。
一日を通して参加するボランティアスタッフにはお弁当が出ました。

正午をまわったところで、窓口の場所へ移って準備と待機。
お客さんの行列ができてきたところで通路確保の位置取りに動くなど、
自分の判断で試みてみました。
この辺りは観客として何度も体験済みの感覚がかなり活きました。

午後0時半から2時過ぎまで、Syさんとのペアでチケット引き換えの
仕事を続けました。はじめは感覚がつかめなくてあまりお客さんへ
意識が行き届きませんでしたけども、すぐに慣れました。
お客さんに明るく歯切れよく(自分の感覚ではそういうつもりで...)
あいさつの声をかけながらチケット引き換え業務をスムーズに進める
ことができたのではないかと......工業系の学校を卒業して以来長らく
接客の仕事を全く経験しなかった奴にしては、まずまずの出来だった
のではないかと思います。

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コンサート開演予定時刻の2時を10分ばかり過ぎたところで、
Syさんの粋なお計らい。「コンサートを観に行ってください」と。
観ることはなく、裏でなんらかの仕事を続けるものと思っていたので
ビックリしましたが、こんなときは遠慮なくお言葉に甘えるワタクシ。
事前に事務局から届いていたボランティアスタッフ向け招待券を
持ってきてチケットに引き換えて、ホールの客席へ向かいました。

ステージでははじめにセレモニーが催されていたようで、
20分ばかり遅れて入場したタイミングでも、すべての演奏を聴いて
楽しむことができました。
数年前にテレビで鮮烈な演奏を観たことがあったヴァイオリニスト、
神尾真由子さん。ここでもとてもテンポが早くシャープで、歯切れの
良さが際立った響きのヴァイオリンを聴かせてくれました。
新倉さんのチェロ、辻さんのヴァイオリンはマイルドで安定した感じ。
これからまだまだ伸びることが期待される演奏家でしょう。

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コンサート終演後はレッスンの受け付けへ戻りました。
そのときに受け付けをされていた県の職員・Koさんのあとを引き継いで
所定の時間まで役目を受け持ちました。
この時間帯は殆どなにもなく、静かに業務終了。

全体を通して指示をいただいた県の職員・Smさんから多大な感謝の
言葉をいただきました。充実感と嬉しさがひとしおでしたね。

 

この日は夕刻以降に、石川県青少年総合研修センターのほうで
交流会をするということでしたので、参加してみました。

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高台から浅野川が見下ろせます。
夕方の空模様もとてもきれいでした。

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約1時間半ほど、センター前の屋外でバーベキューでの自由な交流の
ひとときでしたが......

講師陣や受講者、アカデミー出身の演奏家さんたちが交流している
どの輪の中にも入ることはできませんでした。
この日は聴講に訪れていたという、初年度から長らくボランティアで
参加されていたという方にお声掛けを頂いた以外は、ずっと一人で
ポツネンとするばかりでした...。

レッスン会場としてはサブの場所であった石川県立音楽堂のほうで、
しかも受け付け業務でも受講者や講師陣との関わり合いがほとんど
なかった、知り合ったボランティアスタッフがひとりもいなかったと
いう......人脈皆無な中では誰が誰だか殆ど見当もつかず。残念でした。

最後はトホホなオチがついて一日を終えました。
だけども、それでも得たものも大きかったですし、課題も見えました。

当初いちばん想定していた、コンサートの準備をする現場や
運営をする目線に関わって、たくさんのお客さんと接する感覚を
体験できたことはとても幸運でした。

その分、受講者(音楽家の卵)との関わりを持つ機会はありません
でしたが、それは今回はいいでしょう。
機会が合えば、来年のアカデミーにも是非参加して、さらに経験と
見聞を深めたいと思いました。

そして、自分の中に明確な動機さえあれば、ボランティア活動は
充分楽しいものになる。奉仕が自分の心身に還ってくる。
そんな感覚を味わえたこともとても大きい、貴重な体験でした。

ご指導・ご協力をいただきました、県の文化振興課の職員のみなさま。
受け付けで作業の要領を丁寧に教えてくださいました、当日居合わせた
ボランティアスタッフのおふたかた。よい機会をいただけましたことに
感謝いたします。どうもありがとうございました。

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