Naruki.K's Radio Head

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ちいさな町家の和室でセミナー「自己肯定力」

先月...6月あたりから、音楽のコンサートや美術系の展覧会だけではなく、
身近なところで開催されていて、気軽に参加できそうなイベントへ出向いて、
今までの自分にはまったく無縁あるいは無関心だった「もの」「こと」を
新たに体験したり見聞を深めたりすることに対するモチベーションが
むくむく芽生えてきて、ちょくちょく足を運ぶようになってきました。

職場とはまったく無関係で、本業にも直結するわけでもないような
セミナーや公開講座へ自主的に参加することもその一環ですが、
この辺りの「学びの行動」へより大きく舵を切るきっかけになったのが
ひとつきほど前に受講したこのセミナーでした。

 「自己肯定力 入門講座」
   主催:一般社団法人・日本セルフエスティーム普及協会

このセミナーの開催場所である「金沢町屋ゲストハウス・初華(ういか)」。
こちらのイベント情報の中に告知があったのを目にしました。

このゲストハウスには、5月の絹彩画展示会ではじめて訪れました。
展示されていた絹彩画と、古い町家を利用したゲストハウスの和の設えとの
見事な調和を目にするやいなや、すっかりその場の空気に和んでしまって、
終了時刻が過ぎても図々しくしばらく居座って寛いでしまったという(汗)。
ありがたくも、女将の「町家由美子さん」(町家の女将の町家さん!)との
交流が始まったきっかけにもなったわけですが......

rcs4naruki.hatenablog.com

「そんなこぢんまりとした古い和室で受講するセミナー、ええやん!」
それが受講を決めたいちばん大きな動機でした。

だってねえ、セミナーだの講座だのの座学って、ビジネスライクな
教室や会議室でしか受けたことがありませんでしたからねぇ。
あの古民家ゲストハウスのちいさな和室でセミナーを受講するって
どんな感覚がするんじゃろかと思ってですよ...

いやその、もちろん、セミナーのテーマである「自己肯定力」。
自分を肯定する力とは具体的にどういうことか?...などというところを
知ることにも関心を持ったからでもあります。
そもそもテーマに関心がなかったらわざわざお金払って受けやしまへんがな...

さらにセミナーの当日は、もともと以前から別のある行事のために
予定を空けておいた日でもありました。
セミナーの開催日時が、ちょうどその日のちょうど空いている時間帯。

これだけ好条件が重なるということは...「行っとけ。お前。ホレ!」と
ナントカが啓示を思し召しているという自分への必然の流れだろうと。
こんな稀有なタイミングと条件を逃してはならぬ、逃す要素はなかろう!と
申し込みのメールを送信しました。

 

当日。梅雨入り直前。強い陽射しの午前中。現地に到着。
ハウス内に入るとすぐ、土間スペースで「土間マルシェ」営業中でした。
定期的に地元の農産物を販売する取り組みをされているそうです。

右手にはさりげなくセミナーの案内が。

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セミナー会場は2階の和室。
階段を昇って部屋に入り、しばらく雑談をしながら待機。
この日の受講者3名(女性2名・男性はワタクシ1名)が揃って講義開始。
講師は地元出身の協会員の「中田有博さん」。穏やかな語り口の男性。

セミナーの内容と流れの説明、講師紹介、受講者の自己紹介を経て、
「受講を決めたきっかけ」「最近幸せ(喜び)を感じたこと」を
ひとりずつ話して全員で共有するなどのワークを挟みつつ、講義が進行。

セミナーの時間は2時間弱。
講義とワークが程よいペースで丁寧に進行していったこともあって、
時間的にも内容的にもそれほど負担には感じませんでしたが、
開け放された窓から涼しい微風が吹いてくる8畳ほどの広さの和室で、
全員が座卓を囲んでの講義と意見共有。とても新鮮で心地よい感覚。
終始穏やかで前向きな心持ちで受講することができました。

休憩時間には由美子さんからおやつが振る舞われました。

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【セミナーを通して得たこと・感じたこと】

  自己肯定感:
   自分は大切な存在であると「自分自身で」認められる感覚。
  自己肯定力:
   自分を受け入れて認める力。
   自己肯定感を感じ続けてさらに高めていく力。

  自己肯定感が低いとは:
   自分の思考の原点が、他者の目線や意見に左右される(他人軸)。
   周りに合わせてないと、周りと合ってないと不安。
   自分に信頼を置けていない。
  自己肯定感が高いとは:
   自分自身の感覚や内なる思いが行動の原点(自分軸)。
   周りとまるっきり同じでなくても構わない。
   自分に信頼が置けている。

  • 日本人の自己肯定感はとても低いという調査結果が出ている。
    子どもだけでなく、大人も、自己肯定感がとても低い。
    大人になっても、自分を承認できずに生きにくさを抱える。
  • 「自分らしさ」を思い起こして、知って、認めることによって
    誰もが「自分自身の本来の力」を取り戻す。
    (身体的には体幹の力が重要であることと同じように
     精神的にも自分が自分であることの軸を強く持つことが肝心)
  • ひとりひとりが自己を肯定して「自分自身の本来の力」を存分に
    発揮すること。それによって、まずは自分自身の幸福度を高める。
    それがひいては社会・世界の幸福度を高めることにつながる。
  • 自己を肯定する力は、誰もが「現時点から」高めていくことが
    できる。

自己肯定感の高い日本人が少ないということ自体は全然意外ではなくて、
常日頃それとなく感じていたとおりでした。

日本人に限ったことかはわからないのですが、

 実態のはっきりしない「みんな」「世間」「普通」、
 そこへ自分を嵌め込んで足並み揃えようとすることこそを
 善しとして「自分の本当に感じるところ」を引っ込める

そんな言動や行動を耳にしたり目にしたりすることをとても多く感じます。
しかも無意識に。そうなっているという自覚がまったく感じられないのです。

 「みんなが」「世間が」「普通は」
 こうだから。ああだから。そうなってるから。
 だから自分はこの程度で仕方ないの。不本意だけど。 

...いや、もしかしたら、その「不本意」という感覚すら無意識のレベルで
沁みついてしまっていて、麻痺しているかも知れないのです。

あまりにもそれが当たり前過ぎる状態になってしまっていて、
自分にも他者にもその「枠嵌め」を知らず知らずのうちに強いる結果に
なっているところが、自己肯定感の低さに現れているのではないだろうか。
いつまでたっても自分肯定感の低いそんな大人が動かす社会の中で、
子どもたちや若い世代が生きやすさを感じて成長していけるはずがない。

であれば、自分ら大人の世代から始めていくのはどうか。
きっと、そう難しくはないはず。

  • 自分がなにが好きなのかを感じ続ける。
    ただ漫然と感じるだけではなく、過去の感覚や記憶で
    塗り固めることも
    しないで 「今の感覚」を問い続ける。
  • 自分が日頃為したことを自分で認める。
    ちょっとしたことでもいい。たいしたことがなくてもいい。
    よかったことを自分で褒める。
  • 自分の夢を持ち続ける。ありたい姿を抱き続ける。

そんなに気合いはいらないだろう。
心地好い場所で落ち着いて思いを馳せてみようか。こんなふうに。

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「みんなが」「世間が」「普通は」。
そんな実態のはっきりしない何かがどうとかではなく「自分はどうか」
いつも、いつでも、なにかにつけて、それを自分自身に問い続ける力。
そんな「自分をしっかりと見つめ続けて、根幹を意識し続けること」。
「自己肯定力」とはそういうものではないでしょうか。
そしてそれは「自分の身体から発する力」なので、使わなかったら衰える。

そうやって、自分の軸をしっかりと自分の手で握り締めたときに
はじめて「ありのままに」「自分らしく」という言葉を誇りをもって
堂々と言えるというものではないかなとも思います。