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2017/07/06 Jazz Live@THELONIOUS 北條達子カルテット

2017/07/06 Jazz Live@THELONIOUS 北條達子カルテット 

はじめて東京のジャズ喫茶で生演奏を体験しました。
金沢市内のジャズ喫茶でなら何度もいろいろなライブを観ましたが、
それ以外の場所のジャズ喫茶へは一度も行ったことがありませんでした。

このライブの開催を知ったきっかけは、ピアノを担当された
「山田貴子さん」のライブ出演予定を確認していたところでした。
研修で東京へ出張するタイミングと、このライブが行われるタイミングが
見事に合致したことと、会場のジャズ喫茶が出張先からそう遠くないことが
早い時期に確認できたので、研修が終わった後に駆けつけよう!と決めて、
貴子さんへ直接予約の連絡を入れました。
都内在住の音楽好きの友人も興味を持ったようで、同行することになりました。
ひとりで行くよりはプレッシャーは軽かったよ笑笑

貴子さんの演奏は、5月に金沢のジャズ喫茶「もっきりや」でのライブを
観てはじめて耳にしました。このときはジャズトリオ「やまや」として
ファーストアルバム発売記念ツアー初日で金沢に訪れて来られました。
貴子さん、ヴィブラフォンの「山崎ふみこさん」、チェロの「平山織絵さん」。
3人の素晴らしい演奏とオリジナル曲を存分に堪能して一発でファンになり、
さらには3人と知り合いにもなれたという、とても実りあるひとときでした。

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会場のジャズ喫茶は、東京・東中野にある「THELONIOUS(セロニアス)」。
独特の妖しさを湛えた唯一無二のジャズメン「セロニアス・モンク」の
名前を冠した、もんのすごくディープそうなところ。

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こういう筆書きの告知板の奥にある狭い狭い階段を降りて地下へ。
店内に入ると、奥のライブスペースへ通していただけました。
この通路もまたとても細い!

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店内に入ってすぐ、6畳間ふたつぶんくらいの喫茶というかバーというか
飲食するためのスペースがあり、奥にライブスペース。
その2つのスペースが細い通路でつながっています。

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このライブスペースがまた...ステージ部分と最前列の座席のあたりを
あわせて6畳間ふたつぶんあるかないか?くらいの小ささ。
金沢の「もっきりや」以上に緊密感のある密室スペース。
楽器の音や即興演奏中のミュージシャンの姿を肌で感じるには
うってつけの環境。
注文したワンドリンクとおつまみをいただきながら開演を待ちます。

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開演時刻を少しだけ過ぎたあたりで出演の4人が登場。
演奏が始まりました。
このライブのリーダーである北條達子さんはフルート担当。
大きさの異なる2種類のフルートを使い分けて演奏を繰り広げます。

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前半のセットリスト:
 1. Latour
 2. Sea Journey
 3. 午前1時 北 (北條達子さんのオリジナル)
 4. Waiting for Angera
 5. Jessie Heel

熱く鋭くスウィングするリズムに、ピアノがしなやかに絡む。
とてもしっかりとした心地好い土台に、曲の表情を際立たせるピアノの彩り、
そこへフルートの柔らかな、時にはタイトな響きが伸び伸びと舞います。

選ばれた曲がそれぞれキャラクターが全く異なる、バラエティに富んだ構成。
3拍子のスウィング感、ラテンのリズム、ジャズならではの4ビート、
スローでロマンチックなひととき、ブルースふう(のように思えた)の
構成に、引っ掛かりのある複雑なリズムとメロディの交錯。
それぞれの曲が進むにつれて高まるテンション。ジャズならではのスリル感。
ここでは3曲目と5曲目がとりわけ印象的でした。
5曲目のテーマの一節がとてもおもしろくてまだ頭から離れません。

 

1時間ほどのステージの後、休憩を挟みます。
貴子さんがにこやかに話しかけてきてくださいました。
お礼の言葉をいただいてからしばし談笑。
演奏中以外は普通のおねーさん。大きな瞳とエクボスマイルが素敵です。

終演予定がかなり遅くなりそうで(開演も20時で遅めでした)、
途中で引き上げざるを得ない可能性もあるかな?ということで、
このときに「やまや」のファーストアルバムを貴子さんから購入しました。
盤面にサインもいただきました。
金沢でのライブでは諸事情で購入できなかった無念がここで晴れました。
悲願成就!

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しばらく後に、後半のステージ。

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後半のセットリスト:
 1. Tell Me Something Good
 2. Fragile
 3. June In January
 4. It’s Sunset Blue (北條達子さんのオリジナル)
 5. Aquelas Coisas Todas

ここでは、スティービー・ワンダーの曲あり、スティングの曲あり、
達子さんのオリジナル曲もあり、曲を作った音楽家のキャラクターが
とてもよく出たステージという印象でした。

幸福感、孤独感、軽やかな足取り、静かな思慮...
最後は陽気にテンポを上げて最高に熱くスリリングな高揚感。
トリオ編成にフルートのソフトなタッチの響きが全く負けずに
際立った存在感を醸し出しているところがまた素晴らしかったです。

最後にアンコール1曲。
スタンダードの Someday My Prince Will Come で和やかに。


終演後はかなり遅い時間になりました。
客席付近で貴子さんへ感謝とお礼を伝えてから、
カウンターで支払いをしてお店をあとにしました。

北條さんと、ベースの小美濃さん、ドラムの紺野さんとも交流して
みたかったですが...タイムリミット。しかたなくあきらめました。

おかげさまでまたおもしろい音楽体験をさせていただきました。
ぜひ金沢にも演奏しに来ていただきたいものです。

支払いをしながらも気になっていた背後のカエルの楽団の存在。

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「やまや」のファーストアルバム。帰宅以来、楽しんで聴いています。
貴子さん(ジャケ写では右の黄色の着物)が盤面に書いてくださった、
シンプルで軽やかなサインがあるというレアさもさることながら、
ジャズの枠に嵌まりきらない音楽のおもしろさ。
また貴重な愛聴盤がひとつ仲間入りしました。ありがとうございました。

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北條達子さんのアルバム告知動画(山田貴子さんも参加してるのですね)。


Tatsuko Hojo 2nd Album『My Favorite Things』

北條達子さんのライブ演奏。ここでは軽やかで涼しげです。


Brasilian Quintet plays Alone Again アローンアゲイン

 

山田貴子さんのトリオ(「やまや」とは別の)。美しくもおもしろい響き。


pitinnAkiRyo20151023