Naruki.K's Radio Head

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平体文枝さんのシンプルで柔らかい抽象画の世界

もう先月の20日のことになってしまいましたが…
とても爽やかな、ちょっと陽射しの強めの春の休日。
この日は朝から晩までいろいろなところへ出掛けましたが、その途上、お昼から夕方になろうかという辺りで、気になっていた絵画展へ足を運んできました。

石川県能登町出身の画家・平体文枝さんの作品展です。
開催場所は「アートハウスおやべ」。
富山県最西部・小矢部市。イベント会場やホール・図書館・公園・パターゴルフ場・子どものためのミニ鉄道…などなどが集約されている公益の施設「クロスランドおやべ」の敷地内にある、地域密着型のアートギャラリーです。

自宅からは、金沢市のまちなかへ出るのと距離的には同等か、若干近いくらいのところにありますが、この日にはじめて出掛けました。

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駐車場を降り立ってアートギャラリーの建物の方へ向かっていくと、その前には広々とした芝生のスペースが広がっています。
雲ひとつない鮮やかな青空と眩しい午後の光に緑の芝生が殊更映えていました。

ところで眼前に建つこの塔はいったいなんじゃろか???
展望タワーのようですが、次回なにかのきっかけで行ったときに昇ろうかと…(汗)

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入口付近はこんな感じ。

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館内に入ると、オープンスペースにシルクスクリーン作品が10点ばかり。
料金を支払って入るギャラリールーム内には多種多様な抽象画が60点ばかり。

フライヤーの裏にある5✕5の作品をはじめ、ハガキ大くらいの小さな作品から数メートルオーダーの大きな作品まで、抽象的な絵画の数々が並ぶ中でしばしの間静かに過ごしてきました。

大小の抽象画が60点も…
ここだけ聞いたら頭が混乱しそうな雰囲気なんじゃないかみたいなふうにも感じられるかも知れませんが、そういう感覚はまったくしませんでした。

どの作品にもとても柔らかくて優しい、ちょっとポップな感触に溢れていました。
いつか見た風景やモノの記憶、あるいはそれらを見たときの気持ちの色やパターンという趣きでしょうか。
ゆっくりと作品を眺めていくと、絵本の中の世界に入ったような感覚になりました。

絵はがきを2枚買いました。
左は海の色なのでしょうか?そして右は暗い冬の吹雪と揺れる枯れ木でしょうか?
平体さんが生まれ育った能登半島の内浦の風景を感じさせるものを選びました。

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こういう抽象画に囲まれるというのもいいものですね。
なににも囚われることなく、好きなように感じて解釈して観ることができる。
具体的なモノを指し示されることがないので、瞑想に近い落ち着いた心境にもなれる。
これだけまとめて優しい風合いの抽象画を観られる機会は案外少ないのかも知れません。その意味では今更ながら貴重な機会だったなあとひしひしと思います。

 アートハウスおやべでは、このような作家の個展を開催するのははじめて…だったか、まだ開催数が少ないようです。
隣県とは言え身近にある、気軽にふらっとクルマを走らせて行けるギャラリー。
これからの発展を期待したいです。