Naruki.K's Radio Head

Transmitter! Picking up something good. Hey! Radio head! The sound...of a brand-new world♪

カツアゲ未遂事件

ちょうど1年前のできごと。

天気の良いある休日のお昼まえ、耳鼻科に行って診察を終えてから
コンビニでアイスコーヒーを買って、近くの公園でしばらく寛いで。

向こうの芝生で保育園児が遊び、近くで若いハハコがボール遊び。

すっかり和やかな気分になって、さあお昼。
ぼちぼち帰ろうかと立ち上がるやいなや…

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軽くビッコ引きながら見知らぬじいさんがこちらへ。

「おう、そのゴミ向こうのトイレのバケツに捨てりゃええわ」

ああそうかぁ。そりゃ親切にどうもねぇ。

「あ、そうすか。ありがとうございます」
「わっしゃ足痛めとってはよ歩けんでなあ、
 近くの山でワラビやらタケノコやらとっとったらイノシシ来てなぁ。
 避けて逃げたら滑ってなぁ」
「はぁーそうなんすか。おケガなさって」
「いやー、注射されて痛くてなぁ。ああ、トイレあそこやわ」

しばらく一緒に他愛ない世間話しながらトイレに向かって歩いて行く。

「ああ、あのバケツっすね」
「おお、そこ入れときゃ月曜日におばちゃんが取りに来るわ」
「ほおーそうなんすね」

バケツにコーヒーの飲みがらを捨てて戻る途上で…

「いやー、タバコが今吸っとるこれでもうないんやてなあ。
 今一箱400円するんやあ」
「はあー。今そんなにするんすね」

(生まれてこのカタ一度もタバコを吸ったことがなくて
 なおかつ一生吸わないと決めているオイラはタバコの値段には全くの無知。
 てか、子供の頃におとんのショートホープを200円で買いに行ってたとき以来
 記憶の更新が全く止まっていた)

「今なあ、300円しかなくてなあ。あんちゃん100円持っとらんかなあ?」
(は?あるけどさ。アンタに渡す謂れは)「や、ないっすわ」
「やー、そうかぁ。ないかぁー」
「はあー。ないんすわあ」
「いやなあ、ウチやとタバコ吸えんでなあ。
 心臓治療しとっさけ医者は吸うな言うてんやけどなあ。
 こうやって散歩すっと吸いたなるんわなあ」
「はあーそんなもんすか?」
「タバコ安いので280円のあってな、キツいヤツは安い。
 あんちゃん80円ないかいな」
(や、だから見ず知らずなアンタの分け前は)「ないっすわ」
「そかぁ。ないかぁ」
「ないんすわあ」
「明日は雨や言うからなあ。そやし今散歩しとるんやなあ」
「あ、そうすか。明日は雨」
「そや。そやし明日はタバコ吸われんのや」

公園の入り口近くまで戻り…

「あんちゃんクルマな?」
「や、自転車っす。自転車」
「おおそうか。もう帰るんか」
「もうそろそろ帰って子供に昼メシ食べさせなアカンすわ」
「ほお。子供いくつや」
「6年生っす。今ひとりで留守番してるんすよ。
 わたしさっき耳鼻科行ったついでにちょっとここ寄って」
「そうかそうか」
「あ、じゃあこの辺で…そこに停めてるんで」
「おおそうかそうか。ほなわしゃもうちょいおるわ」
「そうすか。どうもありがとうございました」
「おおー気つけやあ」

自転車に乗って帰りながらふと思った…
あそこでクルマでって言ってたら自宅まで送ってくれって流れになっとったな。
確実に…。

いやはや、この歳になってまさかカツアゲされるとは。
中3の夏休み以来だったわ。

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