Naruki.K's Radio Head

Transmitter! Picking up something good. Hey! Radio head! The sound...of a brand-new world♪

2017/04/30 石川征樹アコースティック・ギターライブ

最近ひいきにしている自宅近くのカフェ。
ある日そこに居合わせて友だちになったお客さんが「わたしの友だちが金沢のまちなかに近いところで営んでいるカフェがきっと気に入ると思うよ」と紹介してくださいました。

古くからのまちなみや狭い路地が残る地に立つ築120年あまりの古民家を改装した、和風カフェ・ノマドライフ。
そのカフェで、初めて生演奏のライブイベントを開催するというお知らせをいただきました。富山県出身・金沢市在住のギタリスト、石川征樹さんによる、アコースティック・ギターのソロライブ。

古民家の名残りたっぷりの暖かい雰囲気たっぷりのカフェで聴く生演奏。
小規模なライブハウスやジャズ喫茶での生演奏は何度も体験しましたが、カフェでの生演奏というものには触れたことはありませんでした。演奏自体もさることながら、生演奏の流れるカフェの空気感というものを味わいたくなって、電話予約を入れました。

f:id:rcs4naruki:20170502173554j:plain f:id:rcs4naruki:20170501122124j:plain


当日。とてもよい天気のお昼どき。
お店の近くまで来ましたが少し時間があったので、ちょっと足を伸ばして犀川河川敷へ。川の流れの光景と桜橋を見てきました。

f:id:rcs4naruki:20170503172519j:plain f:id:rcs4naruki:20170503172521j:plain

開場時刻を10分ほど過ぎて、ライブが開催されるカフェへ入りました。
入口付近の庭スペースには、フリーマーケットやレコード店が露店を出していました。

木組みの構造が上手く活かされた設えの和風カフェの店内。杉の無垢板が全面に張られた床に並べられた15枚ほどの座布団。その後方の位置に、イス席が8席ほど。あわせて20席あまりが準備されていました。

落ち着いた風合いの赤いふすまと淡い乳白色の塗り壁。
シーズンオフの薪ストーブ。質の良いオーディオから流れる軽快なジャズ。
とても心の和むひとときを過ごせそうという期待が高まります。

f:id:rcs4naruki:20170501122203j:plain

ワンドリンクのベリージンジャーソーダとともにしばしの休憩。

f:id:rcs4naruki:20170501122132j:plain f:id:rcs4naruki:20170501122131j:plain

この背景に、黒いカジュアルな上下で身を包んだ石川さんの演奏姿がよく映える。
引き締まった光景を見ることができました。

ライブは2部構成。
前半は、ご自身のCDに収めされたオリジナル曲が6曲演奏されました。
素朴な詩的な曲あり、バロック音楽風のフレーズに近現代の音楽の響きが少しブレンドされた曲あり、アフリカの「コラ」というハープの一種で奏でられる音楽をイメージした曲あり。3拍子・5拍子の複雑なリズムを刻みつつ滑らかに流れるようなパッセージをもつ聴き応えのある曲あり。
ジャンルもフォームも柔らかく乗り越え往き来する、かつ優しい風合いのオリジナリティ溢れる「石川ミュージック」。独特の世界を感じました。

後半ではお客さんのリクエストに応えるコーナーがあるということで、何でもいいので言ってみて、と。そこで、ヘンリー・マンシーニの「ムーン・リバー」をリクエストすることを思い立ちましたが、店主さんに先を越されてしまいました笑笑。

少しの休憩時間を挟んで後半へ。
後半はタイトルがついてない曲、完成してない曲を中心に、前半よりもより一層即興に近い、実験的な要素も感じさせる世界が繰り広げられました。

その間に挟まれたリクエストコーナーで演奏された曲。
 1.禁じられた遊び
 2.アルハンブラの想い出
 3.やさしさに包まれたなら松任谷由実
 4.ムーン・リバー

演奏会場で発する環境音が映えるようなイメージで作られたという『写真』というオリジナル曲で「撮影をご自由にどうぞ、ピッとかカシャとかいう音も遠慮なく」という掟破り?な場面を設けてくださいましたので、演奏姿を収めることができました。
かっこいいです!

f:id:rcs4naruki:20170501122153j:plain

f:id:rcs4naruki:20170501122211j:plain

f:id:rcs4naruki:20170501122217j:plain

 

本編終了後、アンコール。
上を向いて歩こう」をスパニッシュ調にアレンジした演奏で締めくくられました。

変拍子が効果的に配されながらもあくまでも優しいタッチで奏でられるメロディ・テクスチャー。複雑さをまったく感じさせない、淡い色彩の抽象的な風景のような絵画を感じされる音世界。

そういう風景・空気感を表現する手段として、あらゆるジャンルの音楽や演奏スタイルを自由に取り入れて、独自の音楽を紡ぎ出している印象を感じました。

音楽を始めた少年時代はロック、特にパンクに傾倒してエレキギターを持ったそうですが、その後多岐にわたるジャンルの音楽に影響を受けて吸収して今のスタイルに至り、今後はクラシックなどを勉強していきたいというお話をされておりました。
これからの活動やスタイルの進化が楽しみです。

カフェで生演奏に触れるひととき。
ここでしか体験できない独特のひととき。ありがとうございました。

f:id:rcs4naruki:20170501122233j:plain f:id:rcs4naruki:20170501122212j:plain

f:id:rcs4naruki:20170502174737j:plain