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若冲の西陣織に見た、オールマイティな奥深い絵画の魅力

伊藤若冲の絵画を西陣織で再現した作品展「西陣美術織展」を観てきました。

この「西陣美術織展」を観たのは2回目。
昨年、石川県立音楽堂交流ホールで開催されたときにはじめて観ました。
このときは終了時刻15分前くらいに駆けつけたため、あまりゆっくり見回る余裕はありませんでした。それでも、織物で再現される若冲の絵画のかずかずからは織の再現性の高さや技術の見事さがひしひしと感じられて、もう少しゆっくりと観ることができたらなおよかった…と思ったものでした。

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今回の開催場所は、金沢は近江町市場の向かいにある商業ビル「めいてつエムザ」。
この日は朝に親睦ソフトボール大会あり、昼に21世紀美術館で学生ストリングスカルテットのコンサート鑑賞あり、夕方以降は家族揃っての食事会ありと、盛りだくさんのスケジュールで動くことになっていて、この展示会に足を運ぶ余裕はもしかしたらないのかも...という懸念も少しあった中でした。けれども、幸いにして時間にも体力にも余裕がありましたので、合間の時間に足を運びました。

そして、若冲の作風そのものに意識を置いてじっくりと観ました。
鮮やかに描かれた動植物の豪快にして繊細な表現はもちろんのこと、奇妙な格好をした鶏や親タコに必死にしがみつく子タコなどにみられるユーモアや、動物たちの規則的な運動・植物の花や葉のリズミカルな連続体にみられるあたりに、デザインパターンと捉えて見てもおもしろいという、実に奥の深い、ちょっとクドい若冲ワールドを楽しむことができました。

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若冲の絵をはじめて目にしたのは数年前。
NHKで若冲の特集が数日に渡って組まれていた番組を目にしたのがきっかけでした。
ちなみにその特番では、嵐の大野智さんが案内役(案内され役でもある?)をしていましたが、テレビの画面を通してみてもそのインパクトは強かった。

「なんだこの鮮やかさ・強さは」

大野さんとともにその迫力と微細な描きこみに感嘆したのを思い出します。

 

昨年は生誕300年ということで、若冲が多くの注目を集めたようです。
石川県立音楽堂交流ホールで開催された「西陣美術織展」もそのひとつでしょう。
東京都美術館での展覧会では44万6000人の鑑賞客が訪れたとか…ほぼ金沢市の人口ですやん。入場待ちが6時間にも及んだとか…人気テーマパークの新アトラクションもびっくり。

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それでも一度は本物を目にしたいと思わせる魔力のある若冲の絵画。
西陣織バージョンもなかなかの魅力を醸し出していたように感じます。