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2016/06/26 山下洋輔ソロピアノコンサート

※旧ブログ記事を加筆訂正しました。

2016/06/26 山下洋輔ソロピアノコンサート

金沢で山下さんを観るのは6回目。

 ジャズ喫茶「もっきりや」で、渡辺香津美さんとのデュオ
 金沢市民芸術村で、梅津和時さんのグループとのジョイント
 (梅津さんはRCサクセションのライブでいつもサックス吹いてた方)
 石川県立音楽堂で、和太鼓の林英哲さんとのデュオ
 2015年開催の金沢Jazz Streetで、クインテットのセッション
 こまつ芸術劇場で渡辺香津美さんとのデュオ

そして今回はソロ。

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素晴らしいものになることは始めっからわかりきっちゃいたのだけども。
やっぱり聴きに行ってよかった!

国立音楽大学の卒業生の会?が主催したというだけあって、客層はいつにもまして上品な年配の方々が大多数…いかにも普段クラシックしか聴きませんよという雰囲気の方々大勢。
そのためか山下さんのトークも多めに。

クラシックの曲をジャズマンが演るととんでもないことに…という話あり、駆け出しの頃は当時のジャズシーンからは爪弾きにされていて、むしろフォーク畑からおもしろがられたところから始まって、そんな中でも金沢のジャズ愛好家がいち早く目をつけて呼んでくださったというエピソードあり、石川県の能登の某海岸で燃えるピアノを演奏したときのエピソードあり。
エッセイストとしても著名なだけあって語りもまあおもしろい。

曲のほうは、ソロということもあってかやりたい放題。
今まで観たことのある5回のコンサートではここまではやらなかったんじゃないかというくらい、破天荒な超絶高速高音叩きゲンコツ肘打ちの応酬!
超楽しいドS爆裂ジャズピアノ!

翌日の新聞記事にまで肘打ちの瞬間が!

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和歌の五七五七七の節回しからのアドリブあり
ジャズ・スタンダードのチュニジアの夜あり
あんたがたどこさのテーマからのアドリブあり(タイトルはそのまま仙波山)
J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第一番プレリュードをノリノリにスイングさせまくり
ラヴェルの代表曲ボレロではラストのあのオーケストラ爆発を
全部肘打ちで鳴らし切る…

それが不思議にまともに聴こえる凄さ。
アンコールは、スイングしなけりゃ意味がない でシメ。

そしてなんといってもいちばん嬉しかったのは、初期山下洋輔トリオの名曲『キアズマ』がナマで聴けたこと!まさかここで聴けるとは…坂田明さんの凶悪呪文サックスも森山威男さんの疾風怒濤のドラムもなかったけれど、それでも大感激しました。

終了後はCDにサインいただきました。6度目にしてはじめて。

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御年74歳にして全く衰えぬパワーと発想と軽妙な語り。
7回目も8回目もきっと行く!

まさしくすべてが「スパークリング・メモリーズ」

スパークリング・メモリーズ

スパークリング・メモリーズ

 

 

山下洋輔さんのボレロ
徐々に徐々に熱を帯びていって、中盤以降の…超高速高音ぶっ叩き&低音ゲンコツ肘打ちのたたみ掛け。ラストの…泣く子も叫ばせて悪夢に叩き落す阿鼻叫喚の肘爆弾!


山下洋輔氏母校でボレロ


初期の代表曲『キアズマ』。
山下洋輔さんとスガダイローさんによる、音の、ピアノの、殴り合い。


「山下洋輔 x スガダイロー/Chiasma」CM動画(7/2発売)