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Naruki.K's Radio Head

Transmitter! Picking up something good. Hey! Radio head! The sound...of a brand-new world♪

2017/02/25 ひだまりJapan初ワンマンライブ

2017/02/25 ひだまりJapanライブ 祝!初ワンマン

金沢で活動をしているアマチュアアカペラグループ「ひだまりJapan」。
これまではショッピングモールや地域のイベントなどを中心に、短めの尺の無料ステージを数多くこなしているという彼らの、記念すべきはじめてのワンマンライブ。

会場は、金沢のまちなかのひときわ猥雑な側面の濃い界隈の片隅にある小さなビルの一室で営業しているバー。こんなお店に足を踏み入れるのはどれだけぶりだっただろう...

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開始20分ほど前に店の前に到着して、なんとなくおずおずとドアを開けて入りますと、ひだまりJapanのリーダー「まーまー」さんがあいさつをして迎え入れてくださいました。ほか4名の女性メンバーからも店内のどのスポット照明よりも眩しいスマイルで歓迎をいただきました。1人だけ、過去2度ライブを観たときとは異なるメンバーさんが居られました。

「ひだまりJapan」は、現時点では12人のメンバーで活動中で、ステージの趣旨や内容に応じて(さらに各メンバーのライブ当日の身の上の都合にも応じて)出演するメンバーを選定して、フレキシブルにステージ出演をこなしているといいます。
自分からするとお初のメンバーさん1人に新たにお目にかかれたという話になるわけでした。新たな出会いに感謝。

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店に入るやいなや、予約が完売して店内がいっぱいになるのであらかじめ座席位置を決めましたとのこと。現地に着いてみたらば図らずも全席指定だったという...確かに、自分のようにおひとりさまもいるし、数人のお連れで来られるお客さんもいるし、これはむしろ気の利いた、配慮の行き届いた粋な計らいでしょう。

バーカウンターのスペースを全部合わせても16畳くらい。常設の座席は、カウンターに8席ほど、テーブル席に8人ほど。このときはさらに隙間に6人分ほどのスツールが置かれていて、そこに陣取るお客さんも。

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自分はわりと早めに着いたほうらしく、店内が空いている間に軽食を済ませて。
そのうち徐々に店内はお客さんで埋まり始めて、雰囲気的にも室内温度的にもやや熱気めいてきました。

そして自分の位置は...カウンター席のコーナー。
メンバーさんが歌うスペースに最も近いド真ん前。
リングサイド!砂かぶり!ならぬツバかぶり!
ごっつあんです!まーまーさん!笑笑

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21時。各メンバーさんが位置について定刻通りにステージが始まりました。
自分の座っていた位置から、一番近いメンバーさんとの距離はおよそ40cmくらい。ときには30cmくらいにまで。いわゆる「関係の深さを表す心理的距離」の『密接距離(0~45cm)』に終始思いっきり踏み込まれている状態!で、素敵な歌とMCを堪能し、さらにはステージの合間のメンバーさんとの談笑を楽しみました。

1曲目が終わったあと。
「こちら近すぎてツバかかっておりませんか?だいじょうぶでしょうか?」
「まんざらでもありませぬ」
なんせツバかぶり席でございますから。

昨年からレパートリーにジャズを取り入れることに力を入れ始めたということで、今回のような機会は待望であったと、セットリスト(後述)も、普段パブリックスペースではあまり取り上げられないジャズや昭和歌謡を中心に準備をしたということでした。
全体的にはそれらの音楽ジャンルがイメージさせる「渋さ」は控えめに、ポップスの活き活きとした明るさと溌剌とした親しみやすさが前面に出た、バーの雰囲気に無理やり合わせて気負うこともない、彼ら彼女ららしさが存分に発揮されたパフォーマンスでした。

そんな中、カウンターの向こうからバーテンダーがシェイカーを振る音、グラスをステアする音が聴こえてくる。お客さんの話し声も。
ビル・エバンスの名盤を彷彿させる雰囲気。オサレですよ。いいものですよ。

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キレのある小気味よいベースとボイスパーカッションでリズムが刻まれる。
程良くスウィングするこのリズムがとても心地よい。
これがあるからこそ最初から最後までダレることなく聴き続けられるのでしょう。
特にスネアドラムをブラシで撫でるあの繊細な響きの声での再現が際立って素晴らしい。以前から最も気になっていたポイントでしたが、すっかり、ボイスパーカッションをメインに担当するメンバー(写真のノースリーブドレスの女性)のファンになりました。

リード・ヴォーカルに2声のサブパートが入れ代わり立ち代わり。そこにボイスパーカッションとベースが脇を固めるという基本の構成に留まらず、全4声の曲あり、1人のスキャットソロに4人がリズムを絡ませる場面もありという、フォーメーションの変化と響きの違いもとても興味深い見どころ聴きどころ。

このリズムと柔らかく優しいハーモニーの双方が見事に調和した、渋すぎず甘すぎず、いつも安心して手にできる定番ブレンドコーヒーのような心和む楽しいステージ。
この感触がひだまりJapanのいいところではないでしょうか。

時折、一部メンバーがカウンター奥に入って歌ったり、お客さんの間を行き来しながら歌い歩く艶っぽい(?)演出があったり、店内の照明を落としてお客さんのスマホモバイルライトを点灯させて振る演出もあったり。こぢんまりしたスペースでメンバーさんとお客さんが一体となって音楽を楽しみました。

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各メンバーさん、黒とワインレッドで揃えた綺麗な衣装でキメていましたが(奇しくもこのときの自分の服装も黒いシャツにワインレッドのコート!)、歌っているとき以外は完全に自分たちと同じようなその辺のおじさんおねえさん。
とても初々しく謙虚でありながらも、はじめてのワンマンライブに胸を熱くして心から楽しんでいる心境が伝わってきました。

3部構成のステージ、歌いも歌ったり2時間10分。22曲。
お客さんの都合次第で途中退出自由と公言されていたにも関わらず、誰ひとりとして途中で席を立って帰る人は出ず。大盛り上がり。満員御礼!大入袋がぱつんぱつん!
長丁場のステージ、おつかれさまでした。

www.facebook.com

 

ステージの合間の談笑中、まーまーさんから他のメンバーさん2名に、自分が金沢Jazz Streetとしいのき迎賓館のステージの様子をブログに書いていて、ステージ中もものすごく真面目に聴いておられて(観ているときの目が真剣で怖いと...本人はすっごくリラックスしてるのにorz)、そして日頃いろいろな音楽を聴いているようであるということまで紹介していただきました。
感謝の言葉をいただきましたが、こちらこそ恐縮...そして感謝感激です。

普段あまり音楽を聴くことに馴染みのない人々にこそ『うたを聴くことの楽しさ、うたうことの楽しさ』を伝えたい。そういう姿勢が見て取れましたし、自分もまさにそうして音楽を楽しむ裾野が広がっていったらいいなあと、ひだまりJapanのステージを観るたびに思います。

 ひだまりJapan公式ページ:
  http://www.geocities.jp/tokotoko1984/hidamari/index.html

とてもとても楽しい週末の夜のひとときをありがとうございました。

 

【Set List】

- 1st Stage -
 1.L-O-V-E / (Jazz Standard)
 2.Begin the Beguine / (Jazz Standard)
 3.Side By Side / (Jazz Standard)
 4.迷い道 / 渡辺真知子
 5.Rise / (オリジナル)
 6.I Just Call To Say Love You / Stevie Wonder
 7.Born This Way / Lady GaGa

- 2nd Stage -
 1.You've Got a Friend With Me / (映画:Toy Storyより)
 2.Look At the Sky / (オノ・ヨーコの訳詞による"上を向いて歩こう")
 3.I Do / (オリジナル)
 4.Englishman in New York / Sting
 5.喝采 / ちあきなおみ
 6.Little Devil / Neil Sedaka
 7.Marry You / Bruno Mars

- 3rd Stage -
 1.Beyond the Sea / (映画:ファインディング・ニモより)
 2.Part Time Lover / Stevie Wonder
 3.Tenessee Waltz / (Jazz Standard)
 4.ブルー・シャトウ / ジャッキー吉川ブルーコメッツ
 5.さくら / 森山直太朗
 6.すてきな16歳 "Happy Birthday Sweet Sixteen" / Neil Sedaka
 7.Try Everything / (映画:ズートピアより)

- Encore -
 中森明菜メドレー(十戒~ミ・アモーレ~Desire)