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Naruki.K's Radio Head

Transmitter! Picking up something good. Hey! Radio head! The sound...of a brand-new world♪

「考えること」と「書くこと」の違い、そして「スキル」と「テクニック」の違い

※旧ブログ記事に加筆訂正しました。

1月に、自己啓発目的で2回シリーズの研修に参加してきました。

主に業務上の文章を書くことについて、今までは見よう見真似と自分の生まれ持ったセンスだけでやってきたけれども、今後もこのままでいいという感じがしない。

 「自分は文章を書き上げるのに時間がかかり過ぎる気がする」
 「自分の文章には説得力が強くない」
 「自分の考えを必要最低限の言葉でうまく文章化できない(言葉の選択が下手)」
 「整理した考えにこれという自信や確信を持ちきれない」

仕事やプライベートの場で、ネット上で文字で言葉を伝えることを基本として交流をするに連れて、そういう思いが日に日に強まっていました。

 自分の文章そのものもそうだが、
 文章を綴るプロセス、ひいては考えを整理するプロセスまでも
 改善できないものか。

一度はそのようなことに対する知見を得たいと考えていたところへ、ある日職場で、その思惑に合致する研修のキャンセルが出たという代理受講者緊急募集の告知が届きました。渡りに船とばかり即刻手を上げました。

それが、今回の研修を受けることになったきっかけでした。

2部構成の講座で、第1部と第2部の間には3週間の間隔がありましたが、両者を通して得た、特に興味深かった気づきをまとめておきます。
以下、矢印付きの記述は自分の理解や意識付けの内容になります。

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問題の認識

 問題意識がないと向上もない。
 向上しよう、解決しよう、そういう動機は「問題意識」から生まれる。

 →現状維持で良しと考えてる限りは問題意識は芽生えない。
  現状維持とは
   「如何にして現在の好ましい状態を維持するのか」
  という問題意識であって、あるコトを為すプロセスや在りかた自体の「現状を維持」
  …つまり何も為さないということではない(その意味で「現状維持」と言っててはダメ)。


「考える」過程と「書く」過程の区別

 書きながら考えを組み立て始めるのではない。
 考えを組み立てて整理してしまってからそれを書き出す。
 両者は本来別のプロセスであるものだが、混同してしまうと
 「書く」方に意識を取られてしまって「考える」方のプロセスが疎かになる。
 時間配分の目安は、考える作業が8割、書く作業が2割。

  →「書く」作業とは、
   「考える」作業で整理したスタイルと内容を文章にトレースするだけの作業に過ぎない。
   「考える」作業のプロセスをモノにして実践できれば、「書く」作業は自ずとついてくる。


考えることの出発点は「問題の定義」

 ものごとを伝えたい相手にとって、何が問題なのか?何を問題視してほしいのか?
 伝えようとする対象物の問題とは何か?
 …という、他者視点でものごとを捉えて、現状を分析して、問題を表明すること。
 自分ひとりの視点や先入観にとらわれてはならない。
 コチコチの先入観や固定観念から以下に脱却するのか、
 そして、脱却できているかを確認しなければならない。

 問題を定めて、それに対する答えが見い出せない場合があり得る。
 そのときは、問題の設定が悪かったということ。問題の再定義が必要。
 一旦広い視野に立ち返る。別の問題がみつかるはず。

  →問題の定義ができていないと、それ以降に自分が主張したい主体である
   「状況説明」や「行動提案」それぞれのロジックを組み上げることも覚束ない、
   説得力を全く持たない話になってしまう。


「スキル」と「テクニック」の違い

 「スキル」の習得とは、「実践練習」のこと。
 「テクニック」の習得とは、「基礎練習」のこと。
 日本では何事も前者に偏りすぎ。
 後者をもっと大事にしなければ使えるものにならない。

 サッカーの練習に例えると、スタート地点からゴール地点まで…

  等間隔に障害物を並べ置いて、
  ドリブルで左右に交互に避けていく練習を繰り返して
  ドリブルのしかたを身につけるのが「テクニック」の習得。

  任意の位置にボールを奪いに来る相手を配置して、
  ボールを奪われないように相手の動きに応じて
  ドリブルを続けられるような感覚を身につけるのが「スキル」の習得。

  →両者の明確な違いをわかっていなかったことに気がついた。
   言われてみると確かにその通り。
   最悪の場合、前者の習得だけで満足してしまう。資格マニアがいい例。
   目的のために資格を取得するのではなく、資格を取得すること自体が目的化している。
   その資格、習得したことは、他者や社会へ還元できているか?
   還元するには「スキル」を磨いていくしかない。


特に最後の「スキル」と「テクニック」の違い。
研修の最後に講師からのメッセージとして聴いた話ですが、これには目から鱗が落ちました。この話を聴けたことで、この研修に参加して本当によかったと感じました。

学んだことを、学びっぱなしにしないで、日常に組み込んで実践していく。
その地道な取り組みこそが血肉化への道であると。

心したいですね。