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東京の心理カウンセラー・鈴木さんの講義で、話の聴き手として大切にすべきことを改めて実感

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11月後半、勤労感謝の日からはじまった3連休は
怒涛のセミナー受講ハシゴの日々を送りました。

特に連休最後の25日(日曜)は朝から晩まで
まる1日、都合3つのセミナー・講義漬けで
すべて終わった後にはさすがに朦朧と。

この期間、特に貴重な機会となったのは
東京の心理カウンセラー・鈴木雅幸さんが
3連休のうちに北陸を訪れ、
怒涛の北陸セミナーツアー(鈴木さん談)として
5本のセミナーに登壇された、
そのうちの2本を受講したこと。

鈴木雅幸さんは、心理カウンセリング及び
講師業の分野で一線でご活躍されている、
実績のある心理カウンセラー。

counselinglife.com

鈴木さんが昨年9月に金沢へ来られて
開催されたセミナーを受講をしたことが
はじめての出会いでした。

このときのセミナーで話されていたことが
自分にはとても新鮮で、かつとても
しっくりときた感じがした、そのときの感触は
今でも鮮明に憶えていて、それ以来ずっと
自分の中に活かされているように思っています。

rcs4naruki.hatenablog.com

ここでは、今回受講した1本目のセミナーの話を。

   *   *   *

11月23日・勤労感謝の日の午後。
メンタルカウンセリングを習得するために
1年ほど前から受講通学をしている、
金沢のカウンセラー養成機関、
カウンセラーカレッジ石川(CCI)。

www.ccishikawa.org

ここで、

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...と銘打たれて企画されたセミナーでした。

多くの受講者から発された学ぶ意欲ムンムン!
その熱気で会場内の温度もぐんぐん上昇!
とても熱く濃密な3時間のセミナー。

前半は、カウンセリングの基本についての座学。
カウンセリングに必要なこととして挙げられたのは
とてもシンプルなことが3つだけ。
「これに尽きるのです」と、鈴木さん。

その3つは、一見「なんやそんなことかいな」と
さらっと流してしまいそうなほどに簡単なこと。

知ることは、簡単...
それこそ、誰でも当たり前のように思えるほどに...

んが!しかし!

その3つを、ただ「知ること」はすぐにできても
正確さ・深さ・素早さを伴った上でできるように
なることは、簡単なことではない。

その3つのことを、話を聴いているときの
自分自身に問う問いかけがまた3つ。

自分自身に問う、この3つの「問いかけ」も、
そりゃあ最も基本となる大切なことだわなあと
知った時点でだけなら、とりあえず感じはする。
じゃあ、それを問うようにしていこうではないか、
という意識にもなってはくる。

そう思って迎えた中盤は
鈴木さんが実際にカウンセリングを行ったときの
音声記録の一部を聴かせてもらうという...

ここまでやっていただいていいのかと思えるほどに
非常に貴重な時間。

前提として、カウンセリングの背景を把握してから
約15分の間、スピーカーから出る音声にひたすら
集中して聴き取り、感じ取りました。

ごく一部だけとは言え
現場のカウンセリングの空気に触れて、
発話の抑揚、テンポ、カウンセラーの話す量や
間合いなど、このような場になることもある、と
感じることができたことが非常に有意義でした。

そして、ゆくゆくは自分もこのように
話し手にじっくりと向き合えるように、と。

後半は、それまでの流れを踏まえて、ケース演習へ。
鈴木さんが用意した演習問題と、場面の背景や
前提をもとに「自分だったらその問いかけに
どう答えるか?」を、まずは各々の受講者が
個人で考えてみる。
答えかける第一声をどうするか、と、
それを返す根拠を出すのです。

次に、個人での検討から、数人での検討へ。
数人のグループの中で、個人の答えを共有して
よりベターな答えかけを見い出していきます。

この流れを実際にやってみて、
紙面にある言葉自体を正確に読み取ることで
一番言いたいことを捉えよう、掴み取ろうと
してしまう自分がいることに気がつくのでした。

カウンセリングで、いや、そんな場に限らず
聴き手として本当に大切なことは
そんなことではない。
そもそも、発された言葉の記憶を
正確に再現することも自分は得意ではないし
ろくろくできもしない。

つい、そうしてしまう。
わかっているはずなのに、なんでやってしまう?

そんな葛藤を感じつつも、演習問題に対して
なんとか自力でひねり出した答えは、
あながち大きく外れてはなかったようでした。

あ。

自分はどう「してしまっている」のか。

そこから意識しはじめていくしかない。
鈴木さんは力を入れてそう言っていたっけ...。

   *   *   *

この演習で感じたことは、

言葉の端々はもとより、言葉として現れない要素
(対面なら表情や抑揚、しぐさなど)までも
決して見逃さずに、相手の気持ちを汲み取ること。
あるいは映像化できるほどに想像すること。

汲み取った気持ちに応える言葉を多く持つこと。
それは決して難しくて説明的な表現ではなく
わかりやすく、シンプルな表現であること。

聴き手となっている自分が相手へ答える言葉や
言葉以外で発されるメッセージは、
話し手が発した言葉や表情などから現れた
「気持ち」「感情」に直結する根拠があること。

こういうことを念頭に置いて相手の話を聴くことが
現時点の自分には必要だということ。

たった少しだけの事例、実例を検討するだけでも
奥の深さをまざまざと思い知らされました。

心理の知識を積み上げていくことも大切だけども
多くの事例をできるだけ細かく検証すること、
多くの経験を積んでいくことこそが
もっともっと大切であって、それこそが
実際に自分の力になっていく。

先人の皆さまが日頃口を揃えておっしゃっている
そういうことの一端を実感することができた、
今の自分に必要不可欠だったセミナーだったと
数日経ってからもジワジワと感じられるのです。

シンプルにして濃密。奥の深い内容。
自分はまだまだ全然できてないと思い知らされる。

だけども、おもしろい。

結局は、そういう「おもしろさ」を感じられる。

終始あたたかく落ち着いた表情と話しぶりで
厳しく険しい道のエッセンスをご教授いただき
受講して心底よかったと感じるひととき。

昨年のセミナーのときはちょうど
今の取り組みに正式に飛び込んだタイミング。
今回はそれに自信を失いかけたタイミング。

自分にとってはどちらも
勇気と励みまでももらうことのできた
格別の思い入れのある機会となったのでした。

   *   *   *

交通の発達が続いて
通信手段が進化し続けて
人の行き来や交流の手段に
少しずつ利便性が上がっていっても

それでもなお
学びの機会が圧倒的に多い東京などの大都市へ
そう簡単に足を運べない現実はある。

地方に根ざして生活しながら学ぶ自分たちには
またとない貴重な機会。

また、このような学びに触れる機会が
あったらいいなあと願うのでした。