Naruki.K's Radio Head

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子どもの難問

 

子どもの難問

子どもの難問

 

 

とても素朴な、
だけどもすぐには答え難いような
根源的な質問のかずかずに、
日本の現役の哲学者の方々による答えが
1つの質問につき2つずつ示されている本。

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納得する答えもあれば、
よく飲み込めない答えもあれば、
さらに問いや謎を呼ぶ答えもある。

難しい言葉はまったく出てこないのに
すらすらとは読ませてもらえない。
口当たりのいい名言格言を
急いで読み飛ばそうとするような魂胆を
否応なく立ち止まらせる。

そして、自分にとっての答えを
引き出すことを強いる。

たとえば

「人にやさしくするって、どういうこと?」

という質問とその答えを読んで
自分の中に引き出された、
自分にとっての現時点の答え:

 豊かな共同生活に必要なのは
 「他人への配慮」という、
 人が身につけるべきスキル。

 この「他人への配慮」は、
 思いやりややさしさとは違う。

 ※ここまで本の内容から引用

 この「他人への配慮」を、
 誰も要求したり強制したりすることなく、
 要求されたり強制されたりすることも
 ないところで起こる気持ちに宿るのが、
 思いやりややさしさというもの。

  他人への配慮がない
  やさしさってなんだ?

 そして、その「他人への配慮」が
 他人へ行き届くこと。
 その「他人への配慮」を、
 思いやりややさしさとして感じるのは
 受け手の他人のほう。

 つまり、「他人への配慮」が行き届いて
 はじめて、思いやりややさしさが
 受け手のほうに発生する。

 その、相手の側への想像力の大きさ。
 あるいは広さ。深さ。
 それが「他人への配慮」の
 大きさ、広さ、深さにつながって
 思いやりややさしさをもたらすのではないか。

 実は、思いやりややさしさが
 はじめからあるのではない。


自分の何気ない「もののみかた、とらえかた」。
その視点・観点を柔軟に動かして、
さまざまな枠組みでとらえることができるかどうか。

その動かしかたの実例が並んでいる本。

一生、読み終えるということはなさそうだ。